私たちは、食の観点から健康科学に切り込む研究に挑んでいます
原 研究室(食品生命科学研究室)では、食品科学や生命科学のアプローチから、急速に進む少子高齢化社会の健康問題の解決に挑んでいます。食品や天然物に含まれる機能性成分の探索およびその作用機構を明らかにし、疾患の予防やQOL(Quality of life:生活の質)の向上に役立てる研究を行っています。
健康寿命延伸にもつながり得る食品の機能性を探究しています
その一つとして研究室で力を入れているのが、食品の機能性を評価する方法の探究です。
背景として近年、食習慣から疾患予防を図ることへの期待や関心が世界的に高まっています。病気になってから服用する薬とは違い、食品は、健康を損なう前から継続的に摂取できる良さがあります。一方で、食品成分が体にどう作用するのかは、実はまだ科学的によく分かっていません。
東洋の「医食同源」の考え方など、概念としては昔からあるものの研究が本格化したのは比較的最近であり、将来性が非常に高い分野だと考えています。
この課題に食品科学と生命科学を用いたアプローチから取り組み、超高齢化社会における健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。
食品生命科学研究室についての紹介インタビューです。